1,500人から選ばれた少年4人、リモート稽古経て『ビリー・エリオット』上演へ
客席は半分ですけど、お客さんが入って舞台ができることが嬉しいです」と喜びを表す。1,500人から選ばれたときの心境については「まさか自分が1,500人からの4人に入るなんて思ってもいなかったので、選ばれた時はびっくりしました。でも選ばれてから日にちが経つにつれて、『僕は選ばれしものなんだな』って感じがしました。自分に自信が持てました」と会場の笑いを誘った。
演出も含め、海外スタッフとオンラインでつながったリモート稽古が行われたが、利田は「リモートではほとんど演技の稽古で、最初にセリフを覚えるのが大変だったけど、いざ舞台でやってみると、やったセリフがどんどん頭の中に入ってきてる。リモートがあったおかげで、セリフがすらすら言えるようになりました」と振り返る。
中村は「家にある小道具で稽古をしたんですけど、似た家具を探すのに一苦労で。稽古場に来てやると、家にあったやつとは全然違うから、最初は理想通りにできなかった。
でも今は慣れてしっかりできるようになりました」と苦労を明かす。渡部も「部屋でやっていたので、稽古場で広い空間になった時に声が行き渡らなくて、直すのが大変でした。今はだいぶ大きい声ができるようになりました」