2015年2月10日 12:15
3Dプリンタで出力する「デジタル原型」はフィギュア造形をどう変える? - ワンフェス2015[冬]
こちらも、体験に訪れる人が絶えない様子だった。
またステージでは、「初音ミクのデジタル原型を作る」の実演に始まり、セミナーやパネルディスカッションを開催。「最新ZBrushデモンストレーション」には開発元である米国Pixologicからトマ・ルッセル氏が来日しており、会場は大盛況だった。体験ブース同様、ステージ観覧席も賑わいを見せ、通りがかった来場者が足を止めて眺めていることもあった。
●デジタル造形のメリット・デメリットを解説
○これから始める人向けのデジタル原型セミナーを開催
ステージイベントの一つであるセミナー、「始める前に知っておくべきデジタル原型のこと」には、フリーランス商業フィギュア原型師のスーパーバイザー(藤縄)氏が登壇した。高校時代に第一次フィギュアブームでフィギュア製作を開始した後、フリーランスの手原型師として15年活躍。2010年よりデジタル原型に移行したという同氏は、手原型師での長年の経験に基づいてデジタル原型についての解説を行った。
同セミナーではまず、「CGソフトの種類」として、ポリゴンモデリングとスカルプモデリングそれぞれのソフトを取り上げ、ソフトごとの特徴や、各ソフトが多く使われている分野などを説明した。