2015年2月17日 13:08
円安なのに輸入品が安くなるカラクリ! その秘密をKODAWARI代表取締役・田村洋祐氏に聞く!!
――しかし、その競合製品も同じように値上げしているのであれば、CAZEの優位性は揺るがないのでは?
田村 全ての製品が値上げしているわけではありません。そもそも競合製品がすべて値上げされたところで、一般のお客様に「高いな」って少しでも思われてしまったらお客様を裏切ることになってしまいます。
――なるほど、よくわかりました。しかし、それほどまでに為替の影響は大きいものなのですね。
田村 大きいですね。最近いろいろな店舗を回って商品を見ていたりすると、「これがこんなにするの?」と感じてしまうこともあります。たぶんそれはみなさんも思っていることだと思います。
――今回、値下げすることについて社内からは反対意見は出なかったのでしょうか。
田村 というよりも僕自身が大丈夫なのか?と思っていますよ(笑)。でも他と同じことをしていても埒があかないし、購入するお客様の立場で考えたら、絶対にこっちの方が良いわけですからね。僕らとしては苦肉の策でもありますが、お客様の満足度を考えるとこれがベストだという考えです。そしてそれが長期の目線で考えると利益にもつながると思っています。
物価の上昇が著しい中、輸入品でありながら逆に価格を下げるという決断をした株式会社KODAWARI。