くらし情報『男はなぜいつまでたっても"子ども"なのか』

2015年2月18日 09:26

男はなぜいつまでたっても"子ども"なのか

現代でも、伝統的な性役割(男らしさ・女らしさ)を無意識の中でも意識して、それを子育てに反映させることがあります。

例えば女の子の場合。「女の子なんだからお母さんのお手伝いしてね」と掃除や料理の手伝いが期待されます。つまり、女の子の場合は、「大人」とまではいわなくても、大人のように振る舞うことが期待されているわけです。そして、実際に家庭の中で女の子は幼いながらも一家の働き手として活躍します。

それに対して男の子は、一家の働き手として期待されるということはあまりなく、いつでも自由に遊ぶことができたるわけです。つまり、女性のほうが早く自立することになるといえるかもしれません。それが結果として、女性は早く"大人"になり、男性はいつまでたっても"子ども"ということにつながっているのでしょう。
少年の心を持った大人なのではなく、少年のままの大人が男性なのでしょうね。

※画像は本文と関係ありません。

○著者プロフィール
平松隆円
化粧心理学者 / 大学教員
1980年滋賀県生まれ。2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。京都大学研究員、国際日本文化研究センター講師、チュラロンコーン大学講師などを歴任。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.