くらし情報『米AMD、次世代SoC「Carrizo」の詳細を明らかに - 省電力化に向けた技術を解説』

2015年2月24日 10:02

米AMD、次世代SoC「Carrizo」の詳細を明らかに - 省電力化に向けた技術を解説

Photo03でいうとTrack数の多いStandard CellのLibraryがHigh Performance Libraryで、少ないStandard CellのLibraryがHigh Density Libraryにあたる。

話を戻すと、Kaveri世代まではCPUにHP Libraryを採用していたが、CarrizoではこれをHD Libraryに切り替えた。その結果、FPUやFMACなどは、Kaveriと比較して30%以上面積を削減できたとする。実際にプロセッサ部のダイ写真を比較するとこれは明白である。

また、ある閾値(Photo03の場合、2コアで20Wを閾値としている)で同じ動作周波数になるようにKaveriとCarrizo(というか、SteamrollerとExcavator)を設計した場合、その閾値より下では性能/消費電力値が最大23%改善しているとする。動作周波数が低ければ、エリアサイズの縮小はそのまま配線の長さを短縮することにつながる。これは配線抵抗による消費電力低減になるし、その分コア電圧も落とせるから消費電力を低減する効果もあるというわけだ。

Photo05の左のグラフは、どんな特性のトランジスタを利用したかの比率である。

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