日本マイクロソフト、現社長・樋口氏と新社長・平野氏が会見
と、同社が社長交代に向けて、時間と手間を割いてきたことをアピールした。自身が会長に就任することについては、「社長として、内部の仕事と外部の仕事を両立するのは難しかった。今後は、会長として、外向けの仕事に注力していきたい」と語った。
具体的には、これまで同社があまりできていなかったという財界や政府とのコネクションつくりに、取り組んでいくという。また、平野氏が拾いきれなかったビジネスも拾っていくとした。
また、社長交代が行われる4カ月前に発表が行われたことについては、「そろそろ、予算策定や組織づくりが始まる時期を迎えるが、これらを統率するのは新社長となる。7月からジャンプスタートできるよう、それまでの期間を助走期間として、準備していきたい」と説明した。
平野氏は、クラウドサービス「Microsoft Azure」とDynamic CRMOnlineの国内展開、クラウド向けデータセンターの国内設置、タブレット「Surface」の営業拡販など、数々の功績を重ねてきた樋口氏の後を引き継ぐのは重責としながらも、樋口氏が推進してきた「日本に根付く会社」を継承していきたいと語った。
昨年、米マイクロソフトのCEOに就任したサティア・ナデラ氏が新たな事業方針として「「モバイル ファースト、クラウド ファースト」