2015年3月4日 10:00
いまさら聞けないクラウド・IaaS入門 - サービスの種類と選び方
各種サービスの中から、ユーザーが必要な機能を必要なだけ利用できます。以前は、利用するコンピュータのハードウェアやソフトウェア、そこで作成したデータなどは、ユーザー自身が管理していました。これに対してクラウドを利用する場合、ユーザーはクラウドサービスに接続するための最低限の環境を用意するだけでよいのです。実際の処理を行うコンピュータやデータを保存するストレージなどは、サービスを提供する側が保有・管理します。高度な処理能力を持つコンピュータを用意したり、専用ネットワークを構築したりする必要がないので、時間やコスト、運用工数の面でも大きなメリットがあります。
○クラウドサービスの種類
一般的に「クラウド」と呼ばれるサービスには、大まかに分けて3種類のサービスがあります。SaaS、PaaS、そしてIaaSです。
SaaS
SaaSは「Software as a Service」の略で、インターネットを経由してソフトウェアのパッケージを提供するサービスです。
カレンダーやスケジュール管理のアプリケーション、電子メールサービスなどがこれにあたります。
PaaS
PaaSは「Platform as a Service」