リアルデータの活用で変わるWeb広告の役割 - 持続可能な関係性の構築へ
この課題を解決するためにも、広告主の状況に合わせて「カテゴリ」を設計した上で配信することが重要となります。上で例えたケースを参照すると、ワインや焼酎など他のアルコール製品も加えて比較検証することで、潜在的に興味のある層に対して効率的に配信をすることが可能となるといった具合です。
3. 効果検証と結果に伴うPDCAをしっかりと考えて配信をする
ユーザーは、広告に触れ興味喚起されることで購買に至ります。すなわち、他社商品にも興味喚起される可能性があるということです。
そこで、一度ブランドスイッチしたユーザーに自社商品のファンになってもらうためには、ブランドスイッチした人をしっかりと把握し、Webの特性を活かした「DMP(Data Management Platform)の構築」をお薦めします。
DMPといっても、多くの予算と手間をかけたものである必要は無く、人(ID)単位で「買った人」と「買っていない人」を分類し、保存して次の配信に繋げる仕組みを構築することが大切です。具体的には、「自社商品を継続購入したユーザー」や「他社商品からブランドスイッチしたユーザー」「自社商品を買ってくれなかったユーザー」