ITで「ワクワクする未来」を創る ― リクルートテクノロジーズが自然言語処理で生み出したものとは
これらの校正ポイントを自動判別して「どの文章作成者が書いても同じ規約の元に書けるようになったらいいなと思って作っている」そうだ。
「自然言語処理のところでいくと、プリミティブな開発であっても実際のプロダクトを作る中で気づくポイントが出てきます。そういった要素技術のロジックを理解することで、他の分析のツールを作る時などに伊藤の知見が生きてきます。ATLの目的には大きく2つあります。1つは先端技術を研究・開発して事業に実装していく、先んじて実装していくということ。もう1つは「リクルート×IT」としてのプレゼンスを上げるというところ。リクルートが「ITで勝つ」ということを標榜しているいま、テクノロジーで勝つためには、こういった尖がった人間も含めて、優秀なエンジニアさんがいっぱい欲しいんですね」(櫻井氏)
実際にエンジニアのメンバーが自然言語処理学会のイベントなどに出席して、自分たちの自然言語処理技術周りの開発結果を発表してくると、「リクルートって、こんな実直な開発をしているんだ」ということが伝わる。「エンジニアがエンジニアを呼ぶ」(櫻井氏)のも彼らのミッションであるという。
○膨大な会話データベースを生み出すユーザー参加型人工無能開発
フロム・エー(リクルートジョブズ)