シリーズ「オシアナス・クオリティ」 - ユーザーの期待に応えるアフターサービス
時計の『プレミアムブランド専用修理サービス』(高額時計専用修理)は、2007年4月からです。2012年に山形のPPLが立ち上がったころから、PPLならではの製造品質の高さを伝えていこうという動きが出てきたのです。
これに伴って、購入後のサービスによる安心感もセットにしないとブランド戦略として完結しないのではないかとの意見が上がり、その結果、新しいアフターサービスの2本柱が命題として掲げられました。
ひとつは、『一般モデルとは差別化した高い信頼性を追求した専用修理ラインの構築』です。もうひとつは『より長く快適に使っていただくための故障予防的なドック・メンテナンス・サービス(後のあんしん点検パック)』です。もちろん、プレミアムブランド専用修理サービスも技術者を増やしたり、新しい機械を導入したりするなどして充実させていきました」
以後カシオでは、これら命題をカタチにしていくために、課題や進捗を報告する会議を行った。また、修理やサポートサービスを広く研究しつつ、カシオならではのサービスとは何かを、約1年半かけて追求していったという。●「プレミアムブランド専用修理」と「あんしん点検パック」の違い
○プレミアムブランド専用修理とあんしん点検パックの違い
プレミアムブランド専用修理サービスでは、ユーザーからの要望を受けた修理のほかにも、カシオ規定の動作点検や内部部品の点検・交換・外装の洗浄などを行っている。