事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (190) タクシーにiPadを搭載してデジタルサイネージを導入
「真夏と真冬はエアコンやヒーターをかけているので充電されますが、それ以外の季節は、環境への配慮からできるだけアイドリングストップをしています。エンジンを切っていると端末への充電ができず、気がついたらiPadが充電切れということになってしまう。車載バッテリーから直に取ってしまえばエンジンが切れても充電されますが、その方法は車両の負担が大きくなる。充電ケーブルをつないでおく時間、外しておく時間を工夫しながら対応しています」(岩﨑氏)
○タクシー業界活性化のカギは地域の活性化
飲食業をはじめとした地域商店に、何らかのバックアップをすることが本業につながると袴田氏は語る。
「タクシーを利用されるお客様は、どこかの目的地に到着するためにタクシーに乗ります。タクシーの行先である飲食店や病院などが活気づくことで、我々タクシー業界も活気が出ます。iPad広告に地域の飲食店や店舗を掲載する仕組みをつくることで地域活性化の一助になってくれれば嬉しい」(袴田氏)
今後は動画広告や、静止画でも枚数を増やした詳細ページの充実を検討していくという。