くらし情報『Apple & IBM連合への対抗馬? Android for Workでゲーム・チェンジを狙うGoogleとSAP、両者に聞くエンタープライズ戦略』

Apple & IBM連合への対抗馬? Android for Workでゲーム・チェンジを狙うGoogleとSAP、両者に聞くエンタープライズ戦略

――モバイル端末のセキュリティにフォーカスがあたっている。Android for Workはそのようなトレンドを受けてのものか?

Toy氏「セキュリティとプライバシー、2つの面がある。Googleは会社としてもセキュリティに取り組んでおり、Androidもこれまでセキュリティを重視してきた。AndroidではLinuxカーネルの強制アクセス制御であるSELinuxによる保護を有効にしている。

Android for Workでは、カーネルレベルでプライベート用と業務用のデータを分離する。暗号化を簡単に利用できるようにし、APIを利用して端末のセキュリティとデータ制御を管理できる。SAPなど提携企業はこれらのAPIを利用できる。

アプリ側ではエンタープライズ向けのアプリストア『Play for Work』を用意する。
Androidにアプリを実装する方法はいくつかあるが、Play for Workはエンタープライス向けのアプリを実装する標準的な方法となる。SAP技術を利用してアプリの開発からパブリッシュ、そしてPlayストアで配信が可能だ」

Clark氏「SAPはアプリの開発、プロビジョニング、ユーザーと3つのサイクルを回す『Mobile Place』コンセプトを持っており、そのための技術と資産を提供する。

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