Apple & IBM連合への対抗馬? Android for Workでゲーム・チェンジを狙うGoogleとSAP、両者に聞くエンタープライズ戦略
Android for Workはこれを利用するものだ。
今回、Android for WorkにSAPのMobile Secure(エンタープライズモビリティ管理)を統合した。これにより、アプリはPlay for Workからしかダウンロードできないなどの制限が可能になり、企業はSAPなどが提供する管理機能を利用できる。
Googleにとっては、iOSからマーケットシェアをうばうという点でゲームチェンジャーになるだろう。だが、大きな視点から見るとモバイルがヘテロジニアス環境になり、SAPはここでバリューを付加できる」
Toy氏「アプリの実装はマルウェア対策として重要になるし、カーネルレベルでのセキュリティも特徴だ。これにより、SAP側がワークデータを管理するが、個人用のデータにはアクセスできない」
――使いやすさとセキュリティのバランスは?
Toy氏「ユーザー体験は1つに統合されており、個人用と業務用をスイッチする必要はない。OSレベルでは違うユーザーだが、ユーザー体験は一つ。ユーザーが違いを感じることはないだろう」
――AppleとIBMがエンタープライズ向けモバイルで提携しており、2014年末に最初の成果を発表した。