山田祥平のニュース羅針盤 (45) ノートPCから映像出力端子が消える?
同様にHDMI陣営も、次世代の規格の策定に向けて作業を続けている。ただ、MHL陣営は参画している各社が近い位置にあり規格策定のスピードを上げやすいことから、今回の次世代規格については一歩リードしたかたちだという。
現時点では身の回りの家電機器をみても、その入出力端子はHDMI端子で統一されている。だが、このままHDMI陣営の作業が遅れてしまうと、これらがsuperMHLに置き換わってしまうか、あるいは、superMHLと併用されることになる可能性もある。
今、業界のトレンドは8Kだ。特に日本においてはNHKが2016年に試験放送を開始、2018年には実用放送に入り、2020年の東京オリンピックは8K放送になるという計画になっている。つまり、日本が最先端をいっているわけだ。それに対応してTVの世界も様変わりするだろう。
個人的に、4Kの時代はそう長くは続かないと予想している。
この先5年たった時点で、BDレコーダーやTVの端子、そしてPCの映像/音声用端子はどうなっているのだろう。まさに狭い背面パネルは激戦区であり、多様な規格への対応はコストへの負担も大きくなってしまう。
理想的にはすべてUSB Type-C端子のみになるようなこともありえないわけではない。