2015年の今、ヒートマップがウェブ解析において有効である理由とは
(渡邊氏)」
○ヒートマップによるアクセス解析でコンテンツの質を評価
ヒートマップは、ウェブサイトにおけるユーザーの行動(マウスカーソルの動き、滞在時間など)を、サーモグラフィー風に可視化するツールである。ユーザーローカルではヒートマップ機能に加え、多種多様な解析機能を持つアクセス解析ツール「User Insight」を提供している。
例えば、ページビューが多い記事であっても、ヒートマップで見た時にページ上部しか読まれていないのであれば、タイトルと記事の内容に乖離があるか、もしくは記事の質そのものに問題があると考えられる。一方、ページの最後まで読まれているのであれば、タイトルと記事内容に乖離はなく記事の質にも問題はないと判断できる。
「単に訪れた数だけを示すPV数を比較するよりも、ユーザーが最後まで読んだかどうかを可視化するヒートマップの方が、より正確にコンテンツの質を評価することができます」(渡邊氏)
○流入元となるメディアとの相性を考慮した解析が必要
メディアの多様化が進む昨今では、コンテンツの質を高めると同時に、SNSやキュレーションメディアなどの外部メディアとの相性を把握することも大切だ。