GTC 2015 - 「ディープラーニング」にGPUの未来を賭けるNVIDIA
が多くを占めており、NVIDIAもTegraシリーズのようなSoCを投入している。
こうした中、登場した「ディープラーニング」は、GPGPUにとって大きな分野になりつつある。さまざまな開発が行われるなかで、いろいろな製品が登場しているが、GPUを使うことで、学習時間を大幅に短縮できる。GPUは計算性能だけをみれば、いまや汎用CPUを大きく上回っており、適合する処理では、高い性能を発揮できる。ディープラーニングはまさにGPGPU向けの分野なのだ。
さて、今回の基調講演では、4つのアナウンスがあった。ただし、いくつかは、すでに2015年1月のCESなどで発表されたものの、アップデートになっている。
○3072個のCUDAコアを備えた「Geforce GTX TITAN X」
最初に紹介されたのは、新GPUである「Geforce GTX TITAN X」だ。
Geforce GTX TITAN Xは、これまで出荷されてきたTITANシリーズの最新版で、Maxwellアーキテクチャを採用したGM200コアを搭載している。
トランジスタ数は80億個、3072個のCUDAコアを内蔵し、単精度演算で7TFLOPSテラフロップス、倍精度演算で0.2TFLOPSの性能がある。