くらし情報『今さら聞けない「ロードバランサとSDNの切っても切れない関係」 (4) 自動化を支える「BIG-IQ」。“東西南北”のインタフェースが必要なワケとは?』

2015年3月19日 15:48

今さら聞けない「ロードバランサとSDNの切っても切れない関係」 (4) 自動化を支える「BIG-IQ」。“東西南北”のインタフェースが必要なワケとは?

自動化の仕組みをぜひ理解いただきたい。

○オーケストレータとの間を取り持つ「North Bound」インタフェース

アプリケーションサービスにとって、単にネットワークをつなぐためのL2-3ネットワークサービスだけでは事足りない。アプリケーションの特性や要件に応じて、可用性やセキュリティを実現するロードバランシングやSSLの暗号化といったL4-7ネットワークサービスも合わせて実装する必要がある。これを行うには、ADCに対して適切な設定が必要になるが、これを管理者が個別に手動で行うようでは、手間や時間がかかって自動化のボトルネックとなってしまう。

そこで、オーケストレータにアプリケーションが必要とする要件をインプットしただけで、バックグラウンドでADCに対する適切な設定が自動で行われ、必要な可用性やセキュリティのサービスが立ち上がる仕組みが必要となる。この要件のインプットを受け入れ、ADCの設定として解釈するための仕組みが、オーケストレータとBIG-IQの連携だ。管理者はまず、クラウドオーケストレータのGUIから、ロードバランスアルゴリズムやロードバランス対象のサーバのIPアドレスなど最低限の項目のみを入力する。

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