VB6.0アプリケーションは社内にありませんか? - Windows Server 2003のマイグレーションで要注意!
例えば、ある企業の人事給与システムのケースでは、アップグレードウィザード後のエラー数が3万件を超えていたという。3万件を超えるエラーを手動で修正することは現時的には不可能に近い。そこで変換ツールでこのうちの1万5,000件超を処理し、工期を6カ月にまで短縮させた。このほかにも、17万件超のエラーのうち5万件を自動処理した生産販売システムの事例や、1万2,000件超のエラーのうち5,600件を自動処理し、3カ月で対応した作業管理システムの事例がある。
中本氏は、「Windows Server 2003上で構築されたシステムの移行は、ハードウェアの単純な置き換えでは済まないことが多いです。特に、VBアプリケーションは規模によっては数カ月のプロジェクトとなるので、早めに着手することが大切です。ただ、そこで手戻りが発生すればムダなコストと時間が発生してしまいます。当社の『Windows Server 2003 マイグレーション』は、そうした点からも、スムーズな移行を支援できるソリューションです」と重ねて強調する。
ビジネスに機敏に対応できる点がオープンシステムのメリットだ。だが、その分、システムのライフサイクルが短く、オープンレガシーの問題にもつながりやすい。