「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (4) DSPの「入札戦略」とは
CTRが2倍であれば入札額も2倍、逆に1/2であれば1/2で入札することで、目標CPCは維持できます。予測精度が信頼できれば、条件A・Bどちらで入札しても構わないというのが最適化の基本的な考えです。
これまでの運用では、予算が許す限り、期待CTRが高いところに露出する傾向がありました。DSPでは、期待CTRが低くても落札の確率が高く、配信量が十分と判断すればバランスのとれた配信が行えます。キャンペーンごとの入札額調整は自動的に行ってくれるので、運用の手間をあまり考える必要はありません。
例 : 入札戦略の最適化
目標CPC=100円
基準 : 予測CTR=0.10%入札額(CPM)=100円
条件A : 予測CTR=0.20% 入札額(CPM)=200円
条件B : 予測CTR=0.05% 入札額(CPM)= 50円
○自動型やハイブリット型など
多くのDSPは、膨大で煩雑な作業をアルゴリズムによって「自動化」することで、入札業務や運用効率を大幅に軽減しています。加えて、より洗練された自動化を目指すソリューションや、運用者(マーケティング担当者)に向けて積極的に情報を提供する「ハイブリット型」