来るべき「Any Dvice」時代に備えるには - "デバイスありき"からの脱却を
このデモンストレーションでは、遠隔地にいるスタッフと共同作業を行うといったことも披露されるなど、西脇氏の熱い想いが伝わる内容となった。
一連のデモを終えて西脇氏は、このようにすでに環境が整っていることを背景とし、「これからは"デバイスありき" ではなく、ドキュメントを中心とした考えにシフトさせ、クラウド上で仕事を行うようになるべきなのです」と訴えた。また、クラウドによって人々の暗黙知の活用とインターネットを介した労働力の提供が促進されることになり、結果として労働生産性向上につながるという点を指摘した。さらに、FacebookやTwitter、LINEなどの利便性はビジネスシーンにもインパクトを必ず与えることになると指摘し、今後は新たな価値観のもとに仕事をする必要が出てくるということに触れ、講演を締めくくった。
○家庭のネットワーク環境にもUTMは有用
続く【Session1】では、ハミングヘッズの顧問、石津広也氏が「これまでできなかった防御を可能にする純国産セキュリティ」と題して講演。今回のセミナーの目玉である「DefensePlatform」の仕組みや特徴をわかりやすく解説し、セキュリティ対策のあり方がどう変わり、未知の脅威を無力化するのかを示した(石津氏のセッションは後日詳報を掲載予定)。