くらし情報『ADI、高ダイナミックレンジを実現したクワッド16ビットDACを発表』

2015年3月26日 14:12

ADI、高ダイナミックレンジを実現したクワッド16ビットDACを発表

ADI、高ダイナミックレンジを実現したクワッド16ビットDACを発表
Analog Devices(ADI)は、複素IFトランスミッタ向けに100MHzから300MHzの帯域で業界最高クラスのダイナミックレンジ性能を提供するクワッドチャンネル2.4GSPS 16ビットD/Aコンバータ(DAC)「AD9154」を製品化したと発表した。

同製品は、同一カテゴリ製品内において、オンチップPLLと8レーンのJESD204Bインタフェースを搭載した唯一のデバイスだと同社では説明しており、これにより設計者はワイヤレス・マクロセル基地局、ポイント・ツー・ポイント・マイクロ波無線、軍用無線や無線の試験装置などのアプリケーションで必要なマルチキャリアGSMやLTEトランスミッタ(送信回路)を単一のデバイスで実現することができるようになるという。また、複素デジタル変調器、入力信号のパワー検出、ゲイン、位相、オフセット補償といった、複素IF(中間周波数)送信アプリケーション向けに構成されたさまざまな機能も内蔵しているという。

I/Qデジタル信号ペアをアップコンバートする設計となっており、生成された複素IF信号は、オンチップのD/Aコンバータコアに入力されるほか、複数のインターポーレーションフィルタのモードを持っており、デジタル信号のサンプリングレートをNyquist周波数まで上げることで、D/Aコンバータ出力後段のフィルタをよりシンプルに、かつ低コストにすることができるとする。

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