さらに分散を図るのであれば、日本の不動産と海外の不動産を加えればよいでしょう。
あとは、それぞれへの投資比率を決めてポートフォリオを完成させます。一般的に、若いうちは株への投資比率を高くし、年齢が上がるにつれて債券の比率を高めていくのがよいといわれています。
また、資産を殖やすことを優先するのであれば株の比率を高く、資産全体の値動きを抑えたいのであれば債券の比率を高くします。
例えば、
積極的に資産を殖やそうと考えるなら
日本株50%、海外株50%
債券を加えて値動きを安定させたいと考えるなら
日本株40%、海外株40%、海外債券20%
幅広く分散投資して値動きを抑えたいと考えるなら
日本株30%、海外株30%、海外債券20%日本の不動産10%、海外の不動産10%
といった具合です。
投資対象や比率は途中で変更することができます。確定拠出年金を運用する期間は長期にわたるので、経済情勢や個人のライフプランの変化に合わせて比率の見直しを行うとよいでしょう。運用は「わからない」「難しい」といって逃げてしまいがちですが、投資先・投資対象で分類して組み合わせるというシンプルなやり方でよいのです。