2015年3月27日 09:00
事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (192) アリババがiPhoneとクラウドPBXの導入でオフィスをフリーアドレス化
通販サイト「淘宝網(タオバオ)」や「天猫Tmall」を運営する中国のインターネットベンチャー企業、アリババグループ・ホールディングは2014年9月にニューヨーク証券取引所に上場し、世界最大規模となる約250億ドルの資金を調達した。
2008年5月にソフトバンクと中国のアリババグループが設立したアリババ株式会社(以下アリババ)は、国際B to Bマッチングサイト「アリババドットコム」と中国のインターネット通販サイト「天猫Tmall」への出展を通じて、日本企業の海外市場開拓を支援するサービスを展開している。
○オフィスのフリーアドレス化で固定電話をどうする?
事業は順調に拡大し2012年8月には大阪オフィスを開設するが、その際、固定電話を置かず、社員に特定のデスクを割り当てず空いている席を自由に使う「フリーアドレス」を検討したという。しかし、座る席によって内線番号が変わってしまうのは困る。同社では全正社員に対してiPhoneを配布していたので、内線番号が変わらずに使えるソリューションで、iPhoneに対応したものがあれば好都合だった。
「当社のサービスをご紹介するにあたり、電話でお客様にファーストコンタクトを行う営業活動を行っています。