2015年3月27日 09:00
事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (192) アリババがiPhoneとクラウドPBXの導入でオフィスをフリーアドレス化
「固定電話を廃して通話をiPhoneに集約することで利用者の利便性も向上しました。例えば通話履歴が記録されるので折り返しの電話にすばやく対応できます。また、通話履歴から簡単に電話帳へ登録できるうえ、管理性や検索性も紙の電話帳とは比べ物になりません。お客様からWebサイトの画面操作に関するお問い合わせを受けるサポートスタッフは、イヤフォンマイクを使ってハンズフリーで応対しています。こうすると自分のパソコンを両手で操作して、お客様と同じ画面を表示して対応できます」と広報の木村良子氏はBizダイヤルのメリットを語る。
○中国のグループ企業と情報共有
アリババの東京本社と大阪オフィスは閉域ネットワークで接続され、ディレクトリサービスやファイルサーバ、勤怠管理などの人事系システムなどをセキュアに利用できる環境を構築しているが、さらにこのネットワークは中国・杭州に所在するグループ企業にも閉域ネットワークで接続されている。
「このグループ会社とは書類などのやり取りが発生しますので、利便性を高める目的で共有のファイルサーバを構築しています。また、このネットワークを使ったIP電話を導入しているため、日本と杭州オフィスとの通話に料金は発生していません」