「もっとクラウドを使いやすく」オンプレミスとクラウドの手軽なデータ連携 (1) 「Thunderbus」開発秘話から見えてきた、確かな需要と利便性
クラウド側(データを参照する側)に「Thunderbus Server」、オンプレミス側(データを参照される側)に「Thunderbus Agent」をそれぞれ導入して接続する。Thunderbus ServerはWebDAVサーバとして他システムからのファイル操作リクエストを受けつけるようになっており、Thunderbus Agentへリクエストを中継する仕組みだ。
使い方はいたって簡単だ。Thunderbus ServerにはWebベースの管理画面があり、あらかじめここでユーザーIDなどを登録しておく。Thunderbus AgentはPCのタスクバーに常駐する形となっているので、それを開いて接続先Thunderbus Serverのアドレス(URL)やユーザーIDなどを入力し、共有するローカル側のパスを指定して接続する。また、DataSpider Servistaと「Thunderbusコネクタ」を組み合わせて利用することでDataSpider Servistaの高い接続性を活かした様々なシステムとオンプレミスのデータのシームレスな連携が可能になる
なお、各エンドユーザーがPCで作成したローカルに置いているファイルを、クラウドや外部システムで利用しようとする場合、オンラインストレージやファイルサーバなどを介して共有するといった手法も考えられる。