くらし情報『3Dプリンタが改革する工芸の世界 - クリエイターの祭典「eAT KANAZAWA 2015」(3)』

3Dプリンタが改革する工芸の世界 - クリエイターの祭典「eAT KANAZAWA 2015」(3)

そんな中で日本の企業も「元気なところが多い」と小笠原氏は指摘する。

事実、氏の経営する企業のひとつであるCerevoも「Top Tech of CES 2015 award」のSports & Fitness部門を受賞したのを筆頭に、複数の日本企業がCES関連のアワードを受賞するなど「モノづくり大国ニッポン」の存在感は高まりを感じるものがあるという。原氏も「3Dプリンタのフィラメントにも砂糖を使った食品関連のプリントがでてきましたが、造形がドクロや昆虫などセンスのないものがほとんどです。こういった分野も日本の和菓子職人のセンスで十分に戦えるのではないかと思っています」と評するが、日本の「工芸」がモノづくりにかける影響の大きさは計り知れないことをあらためて知る機会となった。(氷川りそな)
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