シリコンバレー101 (608) NYのビル爆発を生放送したTwitterのPeriscope、歴史は繰り返す?
Twitterは「ハドソン川の奇跡」をきっかけに成長ペースが加速(WANT)し、メディアや開発者もTwitterを活用するようになった(NEED)。しかしながら、マネタイズの段階でサードパーティのAPIアクセスを制限したことでエコシステムの成長が鈍り始めた。Google Trendを見ると、Twitterに関する検索は2012年12月をピークに下降し始め、現在は2011年の初めごろのレベルである。
Periscopeは瞬く間にWANTを達成し、NEEDにも進めそうだ。さらに、その先への成長に開発者の期待も高まる。しかしPeriscopeをリリースする直前に、先に生放送サービスを開拓していたMeerkatとTwitterの衝突が報じられた。Periscopeの公開準備を進めていたTwitterが、TwitterのソーシャルグラフをMeerkatが利用するのを制限したという。事実だとすると、UTILITYへの成長が怪しくなってくる。
歴史は繰り返す、だ。
逆に、コンシューマ製品を"UTILITY"に進める術を熟知し、それを実践しているのがFacebookである。同社が発表した「Messenger Platform」