くらし情報『東大の超小型深宇宙探査機「PROCYON」、エンジンに不具合 - ノミナルミッションはほぼ達成』

2015年4月7日 10:18

東大の超小型深宇宙探査機「PROCYON」、エンジンに不具合 - ノミナルミッションはほぼ達成

東大の超小型深宇宙探査機「PROCYON」、エンジンに不具合 - ノミナルミッションはほぼ達成
東京大学(東大)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月6日、昨年12月に小惑星探査機「はやぶさ2」の相乗り衛星として打ち上げられた超小型深宇宙探査機「PROCYON」の運用成果を発表した。

「PROCYON」はイオンエンジンを搭載しており、2016年1月に小惑星に対する超近接・高速フライバイ観測を実施することを目標に航行を続けている。"超小型"の名の通り、大きさ約63×55×55×cm、重さ約65kgと、従来の探査機にくらべて大幅な小型化・軽量化が達成されている。

同探査機のミッションにはノミナルミッションとアドバンストミッションがあり、前者では地上局との通信、軌道決定、軌道制御などの基本技術の実証を目指す。後者では探査機の小型化・軽量化に有効と考えられている窒化ガリウム(GaN)高効率X帯アンプ、深宇宙での編隊飛行などの実現に必要な高精度VLBI航法などの技術の実証を行う。また、アドバンストミッションには前述の小惑星のフライバイ観測も含まれているほか、科学観測ミッションとして地球の周りを覆う水素の層であるジオコロナの観測が設定されている。

○エンジンにトラブル発生 - 計画変更の可能性も

今回「PORCYON」

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