くらし情報『東大の超小型深宇宙探査機「PROCYON」、エンジンに不具合 - ノミナルミッションはほぼ達成』

2015年4月7日 10:18

東大の超小型深宇宙探査機「PROCYON」、エンジンに不具合 - ノミナルミッションはほぼ達成

は、ノミナルミッションをほぼすべてを達成し、アドバンストミッションも一部達成した。特に、ノミナルミッションにおける太陽電池パネルの展開、発電量はほぼ想定通りで、同プロジェクトの中心人物である東京大学の船瀬龍 准教授によれば「JAXAの担当者も驚いていた」ほどの好結果を得る事ができたという。

また、アドバンストミッションではGaNを用いた高効率X帯パワーアンプによる通信に成功し、VLBI航法の実証においてもすでに実験を実施し現在データ解析を行っているとのこと。さらに、ジオコロナの観測も1月5日に実施し、論文作成向けてデータの解釈を進めている。

実験の成果を聞くと順調に思える「PROCYON」だが、現在はトラブルに見舞われている。3月中旬にイオンエンジンの定常運転が中断してしまったのだ。現在、4月末までを目標に復旧作業を進めているが、もし、それまでに復旧できなかった場合は今後の計画を変更する可能性がある。

実は同探査機に不具合が発生するのはこれが初めてではない。
これまでも推進剤調圧制御ソフトウェアの不調、中和器電圧の異常上昇などを自律化機能や運用の工夫で乗り切ってきた。小惑星探査機「はやぶさ」

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