Apple Storeがいつもと違う! Apple Watch試着体験レポ
●Apple WatchでApple Storeが変わる
○Apple Storeという場所の雰囲気も変わる
店頭で実際に触って確かめる、という機能がApple Storeの役割だった。ジーニアスバーなどのサポート機能もあって、スタッフと顧客が会話をする機会も多いが、Apple Watchの試着では、最初から最後まで会話をしながら進行していく点が、これまでのApple Storeとは異なる体験だった。
発売日からすぐに触れる場所、という価値は、ソニーやマイクロソフト、サムスンなどが直営店を次々にオープンしている様子を見ると、テクノロジーにとって、まったく新しい製品を提案する際に重要なモデルとなっている。
Appleはさらにそこから1歩進めて、より顧客との深い接点を作り出す場として、Apple Storeを変革しつつある。アポイントを取って自分のための時間を確保するというやり方は、正しく製品を知ることができる点はもちろんのこと、新たな満足度を作り出すことにつながるはずだ。
実際、前述の通り筆者は時計を割とルーズ気味に身につけていた。同じようにApple Watchを装着してしまうと、心拍センサーが上手く働かなかったり、TapTicの振動に気づきにくかったりと、Apple Watchの性能を生かし切る使い方にはならなかったかもしれない。