2015年4月20日 10:17
シリコンバレー101 (611) 「Google Glass」から「Apple Watch」へ、スマホ依存解消への挑戦
だから、余計に音声操作が便利に思えるようだ。
Google Glassを使っていて今も色あせないのは、通知の便利さだ。外した時にだけロックされるように設定すると、装着し続けている限りは、届いたメールなどは頭を上げるだけで簡単に確認できる。スマートフォンに手を伸ばす回数が圧倒的に減少した。これでタッチパッドまで手を上げずに、音声だけで操作できたら最高なのだが……。
○Apple WatchとGoogle Glass、共通の目標
この1週間で2度、Apple Watchを体験したが、その使用体験はさすがである。メッセージやメールを確認するためにiPhoneをアンロックするのが面倒だと思ってる人には有効なソリューションになるはずだ。メッセージが届くと、着信音と共に画面をコツッとたたくような感じの振動が伝わり、腕を上げるだけでメッセージを確認できる。
デジタルクラウン、感圧タッチ(タップと押しているのを区別可能)を活用したユーザーインタフェースは、流れるような操作を可能にしている。また「Hey Siri」と呼びかけるだけで、Siriの音声アシスタントを受けられる。
メガネのようにかけて目の前にディスプレイがあるGoogle Glassのほうが、Apple Watchよりもパーソナルなデバイスに思われがちだが、ディスプレイまでの距離がすべてではない。