情シスの味方、ワンソース・マルチユースで業務効率を改善 (1) 時代のニーズは「クロスプラットフォーム対応」へ
ところがスマートデバイスの場合、主要OSだけでもiOS、Android、Windowsの3種類があり、新機種や新OS/バージョンが登場するたびに、機種ごとに機能差が生じてくる。つまり、このようなプラットフォームの多様性がアプリケーション開発を難しくしているのだ。
業務向けモバイルアプリケーション開発において、豊富なソリューションの提供実績があるSCSKの流通システム第一事業本部 流通システム第一部 Curlプロダクト課 シニアプロフェッショナルビジネスクリエータ 三野凡希氏は、こうした課題を実感しているという。
「これまで企業で使うスマートデバイスと言えば、iPhone/iPadがデファクトスタンダードでした。ところが最近はAndroidやWindowsを採用する企業も増えており、実際にiPadからWindowsタブレットへ移行した例も出ています。そうした企業にとって課題となっているのが、iPadのアプリケーション資産をそのままWindowsへ移行できず、一から作り直しをしなければならないことです」(三野氏)
こうした背景もあり、SCSKではOSやバージョンに依存しないクロスプラットフォーム対応のアプリケーション開発のニーズが急増しているという。