情シスの味方、ワンソース・マルチユースで業務効率を改善 (1) 時代のニーズは「クロスプラットフォーム対応」へ
他にも、バージョンアップする際には、サポート工数を減らすためにプッシュ型で強制的にバージョンを一致させる仕組みも検討する必要もあります。配布だけでなく保守メンテナンスや障害対応も含めると、クロスプラットフォーム対応アプリケーションの開発は何倍もの負荷が増大することになります」
このように一筋縄ではいかないクロスプラットフォーム対応のモバイルアプリケーション開発を効率化するソリューションが、SCSKの統合開発環境「Caede」だ。
「Caedeには『ワンソース・マルチユース』という特徴があります。Curlという言語だけで複数のデバイス、複数のウィンドウサイズに対応したモバイルアプリケーションがワンソースで開発できるという意味です。デバイスによる違いはすべてCaedeが吸収するので、開発者は基本的にデバイスを意識する必要がありません。たとえばiOSとAndroidのカメラ機能を利用する場合、それぞれのデバイス固有のコーディングを行う必要はなく、Curlでカメラ機能を呼び出すだけです。またデバイスやOSに新たな機能が搭載されたときには、Caedeにライブラリを追加して拡張する仕組みになっています」