東京都・代官山に醸造所を併設する新グルメスポット「SVB東京」登場
ものをつくり上げるところを見せて、味だけでなくビールの奥深さを理解して、体験してほしいんです。そういう意味では、ビールの歴史を語るメモリアルな場である横浜のお店に対して、代官山はビールを今後どうしていきたいかということも含め、未来志向型の発信基地のようなところにしたいと思っています。立地的にもちょうど流行に敏感な若者が集う場所ですから」と三浦氏。
また、他にはないユニークな試みとして導入されているのが“ビアインフューザー”だ。ホップやハーブ、フルーツなどの自然素材にビールを通液させることで、香りや風味を加えて、ビールをカスタマイズすることができる機器だ。“ランドール”という類似の機器はあるが、1杯ごとにホップを入れ替えることができるものをSVB向けに独自に開発したとのことだ。
開店当初は、6種類のビールを通年アイテムとして提供する。それぞれの商品は、昨年夏からプロトタイプを開発し、キリンの通販サイト「DRINX」(ドリンクス)を通じて会員向けに販売し、購入者からダイレクトに寄せられた意見をもとにブラッシュアップして生まれたものだ。
三浦氏は「今まではどうしてもお客様のご意見は間接的にしか聞くことができませんでしたが、お客様の生の声に触れられると言うのは本当によかったです。