【前編】コンテンツマーケティングをデジタルマーケティング戦略に組み込むコツ
あくまでもコンテンツは、オーディエンス(訪問者、見込み顧客、顧客など)に関心を持たせたり、情報を提供したり、楽しんでもらったりするためのものとして提供される。売上につながる行動を促すことを意図して作成され、オーディエンスに販売目的がほのめかされることはあっても、露骨に見えるようではいけない。また、単独では面白いコンテンツであっても、オーディエンスの関心との関連性が薄いものは望ましいコンテンツではない。
○デジタルマーケティングにおけるコンテンツの意義
企業がオーディエンスと結びつくためのコンテンツには、さまざまなものがある。ブログおよび雑誌の記事、メールマガジン、ケーススタディ、ホワイトペーパー、インフォグラフィック、ニュースリリース、プレゼンテーション資料、セミナー、展示会、動画(広告制作物を含む)など、いずれもこれまで企業が実施、制作してきたものである。
また、ケーススタディやホワイトペーパーのようにB2B企業に特有のコンテンツと、テレビCMの動画のようにB2C企業に特有のコンテンツがあるし、セミナーや展示会など、オンラインではないイベントもコンテンツである。ただし、オーディエンスの行動や変化を促さないコンテンツはただのコンテンツとして、コンテンツマーケティングのコンテンツとは区別される。