くらし情報『Cortex-A15比で最大3.5倍の性能向上はどのように実現しているのか? - ARM、Cortex-A72の詳細を公開』

Cortex-A15比で最大3.5倍の性能向上はどのように実現しているのか? - ARM、Cortex-A72の詳細を公開

実際には動作周波数が微妙に違うから同一周波数あたりの性能はもう少し開くことになるが、それでもHaswellコアの9割近い性能に収まると見られる。ただ、消費電力を比較した場合、Xeonが105W枠なのに対してCortex-A57/A72は30W未満で稼動できるとしており、これを考慮すると、消費電力あたりの性能やダイサイズあたりの性能では圧倒している、というほうをむしろ強調したいようだ(Photo14)。

ただこの比較だと、Intelのほうは22nmノードなので公平ではない、という見方は当然ある。それもあってか、14nm世代のBroadwellコアとの比較も示された。まずダイサイズであるが、Cortex-A72は16nm FinFET+で大体1.15平方mmで、Broadwellコアの7分の1ほど。Broadwellと同じ8平方mmだと、4コアのCortex-M72に2MBの共有L2キャッシュが搭載されるとする(Photo15)。このBroadwellコアをベースにしたXeon Dとの比較にあたって、スペックとしてARMが提示したのがこちら(Photo16)。

これと比較するにあたり、まずはLenovoのYoga 3 Pro(Turbo時2.6GHz駆動)

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