オンプレミスシステムをそのままクラウドへ - 「持たざる経営」を実現するIIJ GIO VWシリーズ
をバックアップとして利用しているケースも登場しており、「両者の共存が今後のテーマになるだろう」とする。現在のvCloud AirなどいわゆるIaaSがリソースプールの提供にとどまっているとすれば、IIJのようにユーザーと一体となってシステムを作り上げていくアプローチは重要なことだ。
IIJ では、IIJ GIOを活用するためのノウハウを「IIJ GIOベストプラクティス」としてWeb公開している。「VMwareのアドオン製品を利用したベストプラクティスも積極的に展開していきたいと考えています。特に、NSXを利用したマイクロセグメンテーションに注目しており、社内で検証評価を行いました。VWシリーズのネットワーク運用性向上、セキュリティ対策のベストプラクティスとして、Web公開しています」(鈴木氏)
「現在、私たちが提供しているサービスは実にシンプルなものです。一方で、ヴイエムウェアはクラウド管理を高度化するために、魅力的な技術を開発しています。今後は私たちも、さまざまなVMwareの技術を採り入れ、サービスやソリューションの拡充を目指したいと考えています」(鈴木氏)