排泄トラブルで睡眠や外出などの"意欲"減退 - 困りながらも半数が放置か
その他も「睡眠の時間や質」(23.4%)、「外出する意欲」(14.4%)、「自分らしくいきいき暮らしたいという意欲」(14.4%)、「おしゃれや趣味(好きなこと)をする意欲」(13.8%)など、さまざまな"意欲"が減退しているという回答が寄せられた。
その一方で、健康寿命延命に向けて重要だと思うことを尋ねたところ、「睡眠」(74.9%)、「食事」(73.0%)、「運動」(71.4%)などに多くの回答が寄せられたのに対し、「排泄ケア」は45.8%と半数に満たない結果に。厚生労働省も掲げる「健康寿命延伸」のための「健康の三原則」(調和のとれた食事・適切な運動・十分な睡眠)に対して高い意識がうかがえるものの、生活者の排泄トラブル実態と意識の低さが明らかになったという。
排泄トラブルが週に1回以上と、かなり頻度が高い人に「日常的に交流する人の有無」や「参加コミュニティの有無」を聞いたところ、排泄ケアを行っている人は、していない人に比べて社会交流をしている割合が高かった。「日常的に交流する人」がいるのはケア実施者が90.0%、非実施者は83.0%。「参加コミュニティ」がある人はケア実施者の78.0%、非実施者は68.0%だった。