ビジネス向け「Windows Update」と「Office 2016」新プレビュー - 阿久津良和のWindows Weekly Report
たとえば、Windows Update for Businessではシステム管理者によって、Windows Updateの適用範囲をセキュリティ更新プログラムに限定したり、新機能を追加するタイミングをコントロールすることが可能になる。
具体的には、Windows 10 Technical(現Inside) Previewで用いている「配布リング」を使用して、更新プログラムの適用範囲を選択。P2P技術を利用することで社内や支店のPCへの更新プログラム配信も効率的に実行できるという。もちろんこれらの設定を管理するツールもリリースする予定だ。
誤解を恐れずに述べれば、Windows Update for Businessから我々コンシューマーユーザーが得るメリットは少ない。これまでのWindows UpdateでWindows 7やWindows 8.1が不調を来すのも、大半がセキュリティ更新プログラムを起因しているからだ。それでもビジネスユーザーと同じように変化を敬遠するユーザーや、パフォーマンス以外の理由でLunaではなくクラシックテーマを使っていたユーザーとって、Windows Update for Businessは興味深い機能となるだろう。