うちがモバイル活用を進める理由 (3) 中小の介護事業所を支援するエス・エム・エス - 業務支援アプリ+iPad貸与で会員獲得のキーサービスに
そこで、SMSに入社し、後方支援を行うことで『現場のIT化』を進めているんです」
iPadを利用したIT化のメリットはかなり単純。現場でメモしていた体温や介護対象者の状態を事業所に持ち帰り、書き写していた業務を、iPadだけで完結するというもの。エス・エム・エスが専用アプリを製作しており、そのアプリで全てを完結できる。介護対象者先で様々な情報を書き写す必要がない形で入力できるため、かなり評判が良いようだ。
「評判が良く、会員獲得のキーサービスとなりつつあります。上手に活用している事業所では、複数台入れており、ヘルパーさん1人に1台を利用しているケースもあります」
iPadはKDDIからセルラーモデルを導入。最初期は2000台の導入だったが、現在は7000台まで増やしている。
「基本サービス料にiPadの利用料も含まれているため、追加料金が発生しません。
また、2台目以降も安価に導入できるため、評判がいいんだと思います」
一般的に「中小企業」というと、100人単位のイメージもあるだろうが、介護業界における「中小」は、5人規模の事業所が多い。ある事業所では、8名の所員全員にiPadを貸与し、業務効率化によって、残業時間がほぼなくなったという。