2015年5月14日 09:30
Microchip、小型のデジタル電源を実現できる電源制御DSP製品を発表
プロセッサとしても16個のワーキングレジスタを3組搭載。各レジスタセットに特定の割り込み優先度を割り当て可能としたほか、割り込みサービスルーチン(ISR)呼び出し間で占有的なデータ保持を可能とすることで、レジスタ値の退避/復元の必要性を削減することができ、従来ソリューション比で補償器を最大50%高速化したとする。
このほか、×4~64まで対応可能なプログラマブルなゲインアンプも搭載したほか、12ビットD/Aコンバータ(DAC)とアナログコンパレータを組み合わせることで参照電圧の高精度化を実現したほか、インフラ系など常時稼働が求められ、メンテナンスのためにシステムを停止する、といったことができない場合でも、容易にファームウェアをアップデートできるようにフラッシュメモリ64KB品では、フラッシュメモリを32KBずつ2つのパーティションで分けて、300ns未満の速度でその切り替えを可能とする「ライブアップデート機能」も搭載。これにより、システムを停止させたくない場合でもファームウェアのアップデートが可能となった。
同ファミリは、従来ファミリ比で消費電力を80%削減しているほか、ローエンドモデルのパッケージサイズは従来よりも小型化された4mm×4mmを実現。