2015年5月15日 19:38
4Kテレビとガラホの意外な関係 - 西田宗千佳の家電ニュース「四景八景」
とはいうものの、ブラビアにしろARROWS ケータイにしろ、メインの機能である「テレビ」や「電話とメール」を使っている限りは、過去の製品との差はかなり小さいものに感じられる。特にブラビアの場合、高画質化機能などは過去のテレビより進化しており、「Android TVだから劣化した、という部分はない」とソニー関係者も話している。リモコンで電源を入れれば、通常はまず、いままで通り「テレビ画面」が表示される。Androidのホーム画面に移動しないと、Androidで動いていると強く意識することはないだろう。実際のところ、そういう風に作っているからだ。
多くの人にとって、テレビはテレビであって「タブレットっぽいもの」を使いたいわけではない。今の時期にフィーチャーフォンを選ぶ人も、スマホっぽい操作体系を求めているわけではない。だから、基本的な使い方をする場合には操作方法にあまり変化を加えず、「アプリを使う」という新しい世界に行く時に「Androidらしさが出る」ようになっている、と考えていい。
すなわちどちらの製品も、Androidを使うことが目的なのではなく、あくまで「Androidで従来型の家電を進化させた」