4Kテレビとガラホの意外な関係 - 西田宗千佳の家電ニュース「四景八景」
設定画面はAndroidでおなじみのものになり、Android用アプリも動くようになる。ブラビアではAndroid用のゲームが動くし、ARROWS ケータイではLINEがよりスムーズに使えるようになる。
そうしたことから「アプリを使うためにOSを変える」と思われそうだ。
実際、そうした側面はある。フィーチャーフォンではスマホほど自由にLINEが使えないことが難点となっていたし、過去のデジタルテレビでは、新しい映像配信サービスに対応するのが面倒だった。そこでAndroid用アプリが流用できるようになれば、今日的なサービスを組み込むことがより容易になる。
例えば、Android TVでは、いままでの「テレビ放送」や「録画機能」「番組表」はアプリとして搭載される。従来、テレビの上にそれらの機能がくっついていた構造であったものが、Androidタブレットにテレビチューナーがのっかているような構造に近くなるわけだ。
だから、動画配信サービスを使う場合にも、「動画配信用アプリに切り換える」感じに近い。ネット上で生まれるサービスに柔軟に対応するには、スマホやタブレットに近いOS構造であるほうがいいし、使い勝手も上がる。