人気番組「世界ネコ歩き」の岩合光昭先生に、猫の撮り方を聞いてきた!
――先生のお写真は、どれもこれも「色気がある」と感じさせられます。このような色気のあるお写真を何故撮ることができるのでしょうか?
それは大変嬉しいです(笑)。ありがとうございます。
やっぱり、猫の一瞬を切り取るために最大限の集中力を発揮しているからだと思います。猫って、一瞬一瞬を力強く生きているじゃないですか。その一瞬を切り取ることに集中します。猫が輝く瞬間を引き出したい。そういう思いで写真を撮っています。
それは、別に起きているときだけではありません。寝ている時だって猫が輝く瞬間はあるんですね。あとは、本人は隠れているつもりなのにこちらからは丸見えだったりする瞬間とか(笑)。
「色気のある」写真を撮るには、「猫らしさ」を求めることも重要なのではと思っています。
――なるほど。とても勉強になります。今回の写真展の中で、特に撮るのが難しかった作品があったら教えてください。
サーフィンをする猫の撮影は難しかったですね。
余りに波が強いと猫が気の毒そうに見えてしまいますし……。TVで映すものは映像なので連続で撮影しますが、写真は一瞬を切り取るのでなかなか難しかったです。
また、冬に撮影した沖縄の猫も難しかったです。