人気番組「世界ネコ歩き」の岩合光昭先生に、猫の撮り方を聞いてきた!
猫が立体的に見える光が来るであろう時間を選び、その光が来るのを待っていたんですが、本当に一瞬でしたね。その一瞬を収めたのがこの沖縄の猫の写真です。会場でご覧いただけます。
――先生は撮影中、猫にどんなことを話しかけてますか?
やっぱり褒め言葉ですね(笑)。「美人だねぇ」「可愛いねぇ」「いい子だねぇ」とこんな感じで。
――「世界ネコ歩き」の番組内に音声として入っている先生のセリフそのままですね……!
そうです(笑)。あれは別に台本があってセリフを言っているわけではなく、僕が撮影している最中に語りかけている声が入っているだけなんです。
――番組もそうですし、お写真もそうなんですが、猫を撮影するためには「撮る側が緊張しない」ということがとても重要なことのように思えます。
先生は、猫の撮影の際に緊張しないためにどんなことに注意してますか?
一番注意しているのは、動きですね。猫って、人間のすばやい動きが苦手なので。例えば撮影中、何かを取りたくてもパッと取ったら駄目ですね。でも、人間が猫に気を使っているということそのものを悟られても駄目なんですね。
動きが速すぎてもゆっくりすぎてもいけない。