ASUS EeeBook X205TAを試す - 3万円台から買える11.6型モバイルノートPCの実力を検証する
本来カラーはダークブルー、ホワイト、レッドの3色をラインナップするが、今回レビューする試用機はダークブルーのモデル。一見して驚くのがその質感だ。樹脂の筐体にマット塗装を施しているが、光の当たり具合によっては金属素材を使っているかのように感じる。また、小型軽量ボディが売りだった「Eee PC」の血を引くだけあって、EeeBook X205TAも小さくて軽い。特に17.5mmの薄さは魅力的に感じる。
ただし、いくつか気になるところもある。まずは実際に触ると、指紋というか指の跡が天板や底面にはっきりと残って目立つこと。乾いた布で吹いてもなかなか跡がとれずに、軽くしめらせた布で拭いてようやく跡が消えた。
もう1つ気になったのは、天板のヒンジ側にある2つの小さな突起だ。この突起は液晶を開いたときに本体を支えるものだ。硬めの素材のようで、突起が欠けるなどの心配はあまりしていないが、単純に見栄えが良くない。ASUSはデザイン面にも力を入れているメーカーなので、もう少し気を配ってほしいところだ。インタフェースはUSB 2.0が2基、microHDMIが1基、microSDカードスロット、マイク/ヘッドホンコンボジャックが1基とシンプルな構成になっている。