IoTの深層 (1) KDDIの場合 - 顧客のビジネスモデル変革を支援
インターネットの世界が家庭に1台のPCから1人1台のスマートフォンへと移り変わりつつある世の中で、Webやスマートフォンアプリというインタフェースをベースに、すべての情報を集約して受け取り、自分の思うように動かせる。そんな世の中が、「スマートフォン」という一時代の次の担い手として、盛り上がりを見せているわけだ。
こうした中で、IoT時代の本格的な到来を前に、通信事業者やSIerなどをはじめ、多くの企業が先鞭をつけようとその動きを活発にしている。例えば、この1カ月ほどでも富士通がIntelやMicrosoftとの連携・提携を発表したほか、NTTドコモが中期経営計画でIoTビジネスの拡大を発表し、IoT関連のAPIコンソーシアムもソフトバンクと共同で立ち上げた。そのソフトバンクは、7月にIoTなどをテーマに法人向けイベントを開催する。
そんな中でKDDIも4月にミサワホームと共同で、"家のIoT"と呼ぶ住宅に設置する被災度判定計「GAINET」を発表した。これは、ディスプレイ部にLTEモジュール「KYM11」を組み込み、震災時に家の"被災度"を判定してKDDIのクラウド「KDDI クラウドプラットフォームサービス(KCPS)」