くらし情報『巨人Intelに挑め! - 80286からAm486まで (4) Intelとの協力体制を築いたAMDだったが…(後編)』

2015年6月1日 11:00

巨人Intelに挑め! - 80286からAm486まで (4) Intelとの協力体制を築いたAMDだったが…(後編)

PCが急速に普及し始め、かつては職場でしか目にしなかったコンピューターが個人の持ち物になり始めると、Intelは従来の技術主導のエンジニア集団という会社から、半導体市場には当時まだ存在していなかったブランドマーケティングを持ち込み始めた。高い周波数であるほど価値が高いという大変に解かりやすいメッセージで瞬く間に市場で受け入れられていった。

AMDも負けてはいなかった。Intelの80286が周波数12MHz(ギガヘルツではなくメガヘルツです…)であったところに16MHzを投入、しかもPCの小型化がはかれるプラスティックのパッケージを使用するなどいろいろな改良でIntelを猛追し、次第に市場シェアを広げていった。しかし、この数年前からIntelは既に16ビットの80286の次期製品である32ビットの80386の開発を進めていた。16ビットから32ビットへの進化はPCの性能向上においてメジャーなイベントであった。32ビットコンピューティングはその後PCの世界では20年以上続くことになる。○80386はAMDにはライセンスしない

80286プロセッサ(x86)とマイクロソフトのDOS(まだWindowsではなかった)

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