クリント・イーストウッド監督作『父親たちの星条旗』 - iTunesでお得に楽しむ「今週の映画」&「今週のブック」 2015/06/03
第二次世界大戦の重大な転機となったこの歴史的な戦場で、70,000人の海兵隊員が命の限り戦った。アカデミー賞受賞監督クリント・イーストウッドが、歴史に残る硫黄島の戦いを並々ならぬ決意で真実を見事に描きぬいた意欲作。兵士たちは国のために戦ったが、若者たちは友のために死んだのだ、という作品の根底に流れる一貫した視点で、戦場における英雄と本当の勇気とは何かを問いかける。激しく感情を揺さぶる、真実の物語。
つながり作品
『父親たちの星条旗』は硫黄島の戦いをアメリカ側から描いたものですが、監督は同時に日本軍の視点で描いた作品『硫黄島からの手紙』も制作し、連続で公開されました。日本ではこちらのほうが大きなヒットとなり、テレビでも放送されたのでご存じの方が多いかもしれません。
イーストウッド監督は、これまでに見たほとんどの戦争映画は「どちらかが正義でどちらかが悪」だったが、「人生とはそんなものではないし、戦争もそんなものではない」と、この2作について語っています。日米両面の視点で見て、監督の意図したことを深く考えたい作品です。
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