くらし情報『愛媛県の観光施策の裏にいたマイクロソフトと、地方に潜むICT推進の課題』

2015年6月4日 16:13

愛媛県の観光施策の裏にいたマイクロソフトと、地方に潜むICT推進の課題

愛媛県の観光施策の裏にいたマイクロソフトと、地方に潜むICT推進の課題
愛媛県の名産品といえば「みかん」を思い浮かべる人が多いだろう。ほかにも、「今治タオル」や瀬戸内海の荒波にもまれた「鯛」などが有名だ。

ただ、これらは物流整備が進んだ現代において、ご当地に足を運ばなくてもネットショッピングや物産展、スーパーなどで状態の良い物を安く購入・利用できる。そこで重要になるのは「いかに現地に足を運んでもらうか」という観光のストーリー作りだろう。

愛媛県は、観光資源に乏しいわけではない。全国でも有数の温泉郷の「道後温泉」があるし、柑橘類の農園が多く点在している。また、今治タオルの産地である今治市は瀬戸内海にかかる大橋の1つである「来島海峡大橋」で広島県尾道市とつながっている。ただ、ブランド総合研究所が毎年発表している「地域ブランド調査」の2014年結果では、31位と可もなく不可もなしな順位。
強いて言うなら少し低いかなという状況だ。

○別の切り口である観光資源の「自転車道」

日本マイクロソフトは、2014年4月に「愛媛マルゴト自転車道」の推進で愛媛県と地域活性化協働プログラムをスタート。この3月末まで観光支援やIT技術者育成の支援を行ってきた。

愛媛マルゴト自転車道は、先程も挙げた来島海峡大橋を通る「しまなみ海道」

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